【かりそめの公爵夫人】の感想、ちょっとネタバレを入れながら3話ずつまとめて書いていきます。
孤高の男と思われていたクロードの人物像が見えてきました。
彼がイヴォナと出会い、今後どう変化するのかも見どころです。
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目次
かりそめの公爵夫人│10話までのお話
卑劣な男に人生のすべてをかけ、絶望のままに人生を終えたイヴォナでしたが、一年前にタイムリープ。
2度目の人生は自由に生きようと決意し、卑劣なガスパルとの婚約破棄と自身の魔力アップのため、クロードに契約結婚を申し出ます。
今まですべての女性からのアプローチを拒否していた彼でしたが、イヴォナからの提案には少し興味があるようです。
そんなある日、爆発テロが起こります。
未然に防ごうと現場へ向かったイヴォナは、テロの一味と勘違いされてしまいました。
かりそめの公爵夫人│10話のあらすじとネタバレ
赤髪剣士に斬りかかられそうになったところを、神獣のおかげでギリギリ逃げきれたイヴォナ。
言い訳する間もなく敵認定されてしまったようで、もしまた会えば攻撃されるかもしれないという不安が拭えません。
一方、クロードは街のあちこちに仕掛けられた爆弾を破壊してまわっていました。
彼はテロ組織の企てだと勘づいていましたが、まだ首謀者は分かりません。
テロ攻撃を仕掛ける目的は何なのか?と考えていると例の赤髪剣士がやってきてクロードに親しげに話しかけてきました。
どうやら2人は知り合いのようで、去り際にテロリストの中に腕のいい召喚師がいたとクロードへ伝えます。
これを聞いた彼は、ふとイヴォナのことを思い浮かべたのでした。
場面が変わって、祭りの会場では再び騒ぎが起こっていました。
先ほどのテロ組織のうちの一人の男が、攻撃を防がれたことを逆恨みして子どもを殺すと言っています。
そこにクロードが現れ「聖剣の騎士が来たなら、負けるはずがない」と人々はすでに勝利ムード。
彼が「子どもを離せ」とひと睨みすると、男は震え上がり、聖剣を捨てなければ子供は殺すとさらに騒ぎだしました。
ここで人々のムードは反転。
自分たちは誰ひとり動こうとしないのに、クロードがすぐさま聖剣を捨てて戦おうとしないことに口々に不満を言いはじめます。
ついにクロードが聖剣を地面に投げつけると、チャンスとばかりに男が魔力で強化した刀で襲ってきました。
これをクロードがあっさりと倒すと、人々はまた手のひらを返して彼を讃えます。
そのとき、倒したはずの男が最後の力を振りしぼり、全身に強力な魔力をまとい攻撃をしかけてきますが、クロードは先ほど聖剣を手放してしまったため、このままでは攻撃を防ぎきれません。
巨大な火の玉を前に、諦めかけたクロードがギュッと目を閉じた瞬間!チャポンと小さな水音とともに火の玉は消え、代わりに目の前には水の聖獣とイヴォナが立っていました。
彼女は凛とした笑顔で、クロードの無事を確かめるのでした。
かりそめの公爵夫人│11話のあらすじとネタバレ
「わたしが公爵様を守ります」そうクロードに伝えたイヴォナ。
今までは人びとを守ること、責務を果たすことが当たり前で、ずっとその重圧の中にいた彼は、イヴォナの言葉に心底驚き、彼女に対し今まで持ったことのなかった感情が湧いてくるのを感じました。
そのとき例の赤髪剣士がやってきてイヴォナに敵意を向けますが、公爵は彼女の前に立ち、みんなが助かったのはイヴォナのおかげだと擁護します。
一方、民衆は今回も公爵のおかげで助かった、これからも守ってくださいと讃え、歓喜し騒いでいます。
強く、麗しく、伝説の聖剣の持ち主という一見恵まれた立場に生まれたクロード公爵。
しかし言い換えれば、人々を守ることが当たり前で、それができなければ一生恨まれるという残酷な運命を背負った彼に、イヴォナは同情するとともに支えたいという気持ちが高まります。
そんな彼女にクロードは「明日の舞踏会でまた会おう」と優しい笑顔を見せたのでした。
翌日、イヴォナが舞踏会が始まるまで庭園を散歩していると、ガスパルに声をかけられます。
彼は今までの冷徹な態度から打って変わり、優しい笑顔で愛を語った上に、なんと【イペリアの祝福】で作った指輪を手にプロポーズ!当然彼女は、ガスパルが何かたくらんでいると不審におもいますが‥。
その裏で、やはりガスパルは策略をめぐらせていました。
彼女の父に結婚の承諾を得て、愛しいトリスタンからは、一度はプレゼントしたイペリアの祝福を受けとり、これを使って彼女のわがまま(とガスパルは思っています)を説き伏せようとします。
彼は考えました。愛しいトリスタンをこれ以上悲しませないため、イヴォナを徹底的に服従させるには‥逃れられないような既成事実(子ども)を作ってしまえばいい!と。
かりそめの公爵夫人│12話のあらすじとネタバレ
イヴォナはその指輪を見て、心底ガスパルに幻滅しました。
自分の野望のためなら、愛する人さえ軽視するその態度!もう同情の余地はありません。
「アナタよりずっと優れているアゼンタイン公爵が好きなので受け取れない」と指輪を突き返しました。
ガスパルは「顔も家柄も大したことのない女がいい気になるな」と怒って言い返してきますが、「アナタこそ、どこが公爵より優れているの?」と毅然にふるまうと、彼は怒り心頭。
婚約破棄に応じてやる!と強引にイヴォナを舞踏会の会場へ連れて行きます。
会場に着くとガスパルは拡声器を使い、高らかにイヴォナとの結婚を発表!当然、舞踏会参加者たちは祝福モード。
青ざめるイヴォナに、婚姻の決定権がある彼女の父はすでに承諾済みだからお前はオレから一生逃げられないのだと言い放ちました。
彼女は、今世でもまたあの生き地獄を味わうのかと再び絶望の底に落とされました。
そのとき、皇帝陛下とクロードが現れ、陛下は彼の功績を讃え乾杯します。
相変わらず彼に対し嫌味を言うガスパルでしたが、すれ違い様にイヴォナに目配せするクロード。
彼もイヴォナとガスパルの結婚宣言(奴隷契約)が腑に落ちなかったようで、皇帝陛下に「望むものを与える」と言われ、申し出たものは「イヴォナ・ヴォルトとの結婚」でした。
千載一遇のチャンスを得たイヴォナは「ガスパルはわたしが召喚術を手伝う代わりに、婚約者役を引き受けてくれただけで、お互いに恋愛感情はない」と皆に伝えます。
ここで慌てたのはガスパルです。
イヴォナは、認めなければすべてをバラすと目で暗示。
目論みが外れたガスパルは、怒りと言葉をグッと抑えるしかありませんでした。
かりそめの公爵夫人│口コミ・感想こっそり紹介
大勢の人たちの前で、大声で結婚宣言をしたガスパル。
親にお金で売られ、また前世のような悲惨な人生を再度送るのかとイヴォナが地獄に落とされた直後!クロードからのスマートなプロポーズ。
親の承諾がある以上、ガスパルとの婚姻をくつがえすには、皇帝の承諾以上のものはありません。
少しずつイヴォナの人生が良い方向に変わってきました。
ガスパルの卑劣さと低脳さが引き立ち、逆にクロードのカッコ良さが際立ち、どちらが上に立つべき人間かハッキリわかりました。
人を見下し利用することで自分を保ってきた男と、人々を守る覚悟をしている男とでは、人としての格が違いますね。
クロードの人生も彼女といることで少しずつ安らかなものになればいいなと思います。
かりそめの公爵夫人│次回13話の徹底予想
もともと、立場や容姿は羨むものを持っていても才能や知性といった内面部分は完全なる凡人のガスパル。
頭脳戦になったらイヴォナに勝てるはずないので、このまま彼女の返り討ちにあって逆ギレするパターンかな?と思います。
一方で、クロード公爵とイヴォナはお互いに少しずつ惹かれあっているので、もう少し発展することを期待しています。
まとめ
今回は、「かりそめの公爵夫人」10話11話12話のちょっとネタバレを入れながら紹介してみました!
イヴォナの提案した契約結婚をきっかけに、それぞれの感情や人生に変化が起こってきました。
相手を認め、うやまえる人にはきっといい人生がおとずれ、相手を利用し蹴落とすことしかしない人には転落人生が待っているということを匂わせた展開になってきました。
クロードの初恋が花開くのはいつなのか?次回も楽しみです。
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