今回は『異世界の皇妃』の15話16話17話についてのちょっとネタバレを入れながら紹介していきたいと思います。
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目次
異世界の皇妃|14話までのお話
毒を飲まされ意識を失い、3日ほど眠ったあとサラは激しい頭痛で目を覚まします。
皇帝に理由を聞くと、皇妃毒殺の容疑で皇后太の右腕トルカ侯爵夫人と侍女の内3分の2を地下牢に送り、皇后太の侍女が盛った毒のせいでサラが流産した事にして、皇妃暗殺未遂に加え、皇帝の実子殺害という重罪を着させるのが目的だったことが分かりました。
ここまでは完璧な作戦のように思えましたが、皇帝にも誤算があったようです。
それは毒を信頼している侍医に作らせたのですが、サラが目覚めるまで1日だと聞いていたのに、時間がかかってしまったという事でした。
皇帝はまるで言い訳しているように説明し、さらに罰も受けると言ってきたのです。
どういう心境の変化かはわかりませんが、サラは調子が狂ってしまいます。
異世界の皇妃|15話のあらすじとネタバレ
これは皇帝目線でのお話になります。
毒を飲んだサラが意識を失って丸一日たっても目を覚まさないので、医師に原因を尋ねました。
医師は恐怖で震えお辞儀をしたままの状態で、サラに毒の耐性がまったくないのが原因ではないかと答えます。
その解答にそんな事は分かっているはずだと激怒し処罰しようとしますが、サマンサが帝国きっての名医であるため、彼の医術を失うのは大きな損失だと助言します。
一方、トルカ侯爵夫人は身に覚えのない事とはいえ、黙秘を続けていました。
出来れば皇后太まで追求したいですが、少なくとも右腕である侯爵家は切り離さなければ、ここまでした意味がありません。
皇帝は貴族を直接拷問するわけにはいかないというサマンサに対し、手段は問わないと指示をするのでした。
さらに3日たっても、彼女は目を覚ましません。
皇帝は腹の中が、煮えたぎるような気持ちでした。
こんな感情になったのはいつぶりだろう…と思い返します。
子供の頃、母が目の前で処刑されてからは、ルクレティウスの世界は色を失いました。
それからは母を殺した父が、自分のことを本当の息子なのかと怒鳴り散らしても、カトレアが自分の地位を奪おうと数々の陰湿な手を尽くしてきた時も、そして妻にナイフで刺されそうになった時でさえも、何も感じなかったのです。
自分の手で殺めた妻は、1度でもルクレティウスが自分のことを見てくれたら、カトレアには従わなかったと泣きながら訴えてきました。
ですがそんな姿を見ても、気持ちは動きません。
あの日から皇帝の心は凍りついたまま変わらなかったのです。
彼は皇帝となり多くの妻を持つため、後宮を統率する皇后が必要でした。
貴族の派閥とは無縁で優れた能力を持ち、優しさなどは不要で、自分のことなど愛さない人が妻になる条件でした。
サラはまるで天がルクレティウスのために遣わしたのではないかと思うくらい、ぴったり条件に当てはまった女性です。
ただ1つだけ誤算だったのは、皇帝の気持ちでした。
27年間の人生の中でここまで心を揺さぶられたのは初めてだったのです。
ですがサラは自分には振り向いてくれないと分かっているため、皇帝は切なくもどかしい気持ちになってしまうのでした。
異世界の皇妃|16話のあらすじとネタバレ
束の間の、そして慌ただしい休暇を終えたサラは皇妃宮に戻りました。
皇帝にトルカ侯爵夫人のその後を聞くと、彼女は捨て駒にされると悟り、嘘の自白をすることになったのですが、話す前に死んでしまったと聞かされます。
おそらく皇后太が余計なことを話す前に口封じをしたのでしょう。
ですが、これで侯爵家の責任を追求し世襲の爵位継承権をはく奪することができました。
皇后太の全体のためなら一族の者さえ容赦なく切り捨てる残酷なところは、恐怖を覚えます。
サラは皇帝に、離宮の侍女アグネスとエール公爵家のリズベットを皇后太に対する手段として、自分に付けて欲しいとお願いします。
彼女達をそばに置いていれば、必ず問題を起こすと理解した皇帝は承諾します。
続けて皇后太はそんな甘い相手ではなく、失敗した場合ただじゃ済まないぞと忠告もされてしまいました。
ですがサラも自分の世界に帰るために必死なのです。
流されて生きるより、自ら選択した人生を送りたいと言い返します。
そして、目的を達成するためなら何でも利用してやる!と思ったのです。
リズベットが侍女として来てから3日。
今まで何もして来なかった彼女は、慣れずに色々な物を破壊していきます。
サラはわざと失敗しているなら、いつでも帰っていいと意地悪なことをいいますが、彼女は絶対に帰るとは言いません。
なぜなら皇族の侍女になることは一族の名誉な上に、皇帝の側室になるために1番の近道だったからです。
皇后太にリズベットとの不仲をアピールしなければいけないのですが、このままでも勝手に自爆してくれそうで助かると思ったサラなのでした。
諸見の時間のため、皇帝と皇后太に挨拶に向かいます。
変わらず皇帝とのラブラブぶりをアピールしながら、リズベットの怒りや憎しみが皇后太に伝わり、彼女を利用する様に仕向けます。
すると突然、小さな女の子が泣きながら皇后太にかけよって行ったのです。
異世界の皇妃|17話のあらすじとネタバレ
泣きながらかけよってきた小さな女の子は皇后太の娘・ロゼリアです。
彼女が泣いていた理由はラズベリーが好きな母のために、ラズベリージュースを持って来たのですが、途中で落としてしまったからでした。
皇后太はなんとそんな娘をまるで虫けらを見るように、ひっぱたいたのです。
それでもしがみついてくる娘に、皇后太はもう1度手を上げようとします。
サラは考えるより先に体が勝手に動いてしまい、彼女の手首を掴んで止めてしまいました。
しまったと思った時には遅く、何のつもりだと皇后太は激怒しています。
難癖を付けられないように、怒ると身体だけではなくお腹の子にも影響すると何とかその場を収めました。
ロゼリアの姉・リリアナが騒ぎを聞いてかけつけます。
皇后太はリリアナの躾がなっていないせいで、恥をかいたので罰を与えると叱りつけるのでした。
部屋に戻ってからも、サラは皇位を継げない娘とはいえ、あんなに毛嫌いする皇后太に驚きを隠せません。
皇帝はそんな考え込んでいるサラを見て、皇后太はあれでも諸見の場なので感情を抑えている方で、たぶんあの後リリアナは酷い罰を受けたはずだと言いました。
この世界での男女差別は、自分がいた世界とは比にならないんだなと感じながらも、あの皇女たちを使って何か出来るかもしれないとも考えます。
皇后太親子の関係をもっと詳しく調べてみようと思ったサラは、皇妃宮に戻ろうとしました。
ですが皇帝はもう少し一緒にいろと戻ることは許してくれません。
早く戻りたいサラは、即位して間もないのに職場放棄なのかと言いますが、皇帝は鈍い奴だとため息をついてきます。
鈍いなんて生まれて初めて言われたサラは怒り、自分は一聞いたら十は理解できると自負していると言い返すと、皇帝に笑われてしまいます。
続けていきなり馬が好きなのか聞いてきたのです。
口コミ・感想こっそり紹介
あんな可愛い小さい娘を思いっきり叩くなんて、驚きました。
しかも自分の子供なのに、娘というだけであそこまで毛嫌いされてしまうなんて、ここでの世界の男女差別は今と比べ物にならないですね。
次回18話の徹底予想
最初は利用しようと思っていただけのサラを失うかもしれないと思った時、自分の本当気持ちに気付いた皇帝。
この恋心はサラの気持ちを動かしていけるのかとても気になります。
さて第18話はサラとの距離を縮めるために馬に乗ること提案しますが、距離が縮まるいいキッカケとなるのでしょうか!
まとめ
異世界の皇妃15話16話17話のネタバレを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
皇帝の気持ちの変化や、リズベットのサラを憎む気持ちなど色んな人の感情が描かれている回でした。
そして滅多に感情を表に出さかなった皇后太の弱みが娘だったとは意外です。
彼女の娘たちをこれからサラがどう利用していくのか注目していきたいですね!
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