今回は『異世界の皇妃』の18話19話20話をちょっとネタバレを入れながら紹介していきたいと思います。
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目次
異世界の皇妃|17話までのお話
泣きながらかけよってきた小さな女の子は皇后太の娘・ロゼリアです。
皇后太はそんな娘をまるで虫けらを見るように、ひっぱたいたのです。
それでもしがみついてくる娘に、皇后太はもう1度手を上げようとします。
サラは体が勝手に動いてしまい、彼女の手首を掴んで止めてしまいました。
しまったと思った時には遅く、何のつもりだと皇后太は激怒していますが、難癖を付けられないように、何とかその場を収めました。
ロゼリアの姉・リリアナが騒ぎを聞いてかけつけます。
皇后太はリリアナの躾がなっていないせいで、恥をかいたので罰を与えると叱りつけるのでした。
部屋に戻ってからも、サラは皇位を継げない娘とはいえ、あんなに毛嫌いする皇后太に驚きを隠せません。
皇后太親子の関係をもっと詳しく調べてみようと思ったサラは、皇妃宮に戻ろうとしました。
ですが皇帝はもう少し一緒にいろと戻ることは許してくれません。
続けていきなり馬が好きなのか聞いてきたのです。
異世界の皇妃|18話のあらすじとネタバレ
サラは馬を目の前にしてテンションが上がっています。
皇帝に乗馬の心得を聞かれましたが、エール公国で基本的なことを学んでいたので問題ありません。
何頭かいる内の1頭を選んだのですが、周りがザワついているのに気が付きます。
不思議に思いますが、皇帝がその馬がいいなら乗っていいと言ってくれたので、風を切って走り出します。
ここの所ずっと息苦しい宮廷にこもっていたせいか、すごい解放感です。
皇帝がサラを追いかけ、危ないから止まるよう慌てているように声をかけてきました。
ですが放っておいて欲しいサラは、言うことを聞きません。
そうすると、なんと皇帝は自分の乗っている馬からサラの乗っている馬へ飛び移ってきたのです。
皇帝は初心者が落馬すると一生乗れなくなり、首を折る可能性があるので止めにきたようです。
今2人で乗っている馬はケノンといい、生まれた時から皇帝がずっと世話をしている愛馬でした。
サラのために用意していたのは、先程まで皇帝が乗っていた白馬だったようで、彼の愛馬を選んでしまったため周りがザワついていたことが分かりました。
1人で馬に乗りたいサラは、白馬に乗るから降ろして欲しいと言いますが、聞き入れてもらえません。
それどころかそのまま走り駆け出してしまいました。
走っているとどうしてもぴったりと密着してしまい、意識しないようにしていても勝手に体が熱くなってきます。
全然言うことを聞かないサラのことをジャジャ馬扱いします。
サラは一時的にでもジャジャ馬の夫になれていい経験になりましたねと皮肉をいうと、「一時的」というワードに皇帝が反応します。
そんな皇帝に対して、以前皇帝太を追い出したら、サラを家に返してくれる約束を忘れないように念押ししたところ、皇帝は約束を破ったらどうするのかと尋ねてきました。
そんなことをしたら死んでも許さないと、少し睨みつけたような表情のサラの唇に、キスを落とそうとするのです。
異世界の皇妃|19話のあらすじとネタバレ
愛馬の上でキスをした2人。
誰に見られている訳でもないのに、サラは一体どういうつもりなのか訳が分かりませんでした。
みんなの元に戻り馬から降りる時にも、落ちそうになった所を皇帝が抱きとめてくれます。
本当にどうしたのかと思っていたところ、サラは気付かなかったですが、その場にはリズベットがいて、泣きながら睨みつけています。
状況は分かりましたが、耳元でそこまでしなくても大丈夫だと伝えました。
でも皇帝はそれを無視して今夜もサラの元へ行くので、準備をして待っておくように大きな声で言ってきたのです。
どうしたらいいのかボーッとしているうちに、すぐに夕方になってしまいました。
侍女たちに昼間乗馬をしたため入浴を勧められますが、断固として断ります。
そんなサラの態度に皇帝と何かあったのか心配しだす侍女たちと、期待に満ちた目で見てくるリズベット。
なんとかこの場を誤魔化そうと、陛下は入浴していない方が好きだからと、誤解を招く言い訳をしてしまいましたが、そのおかげで入浴と香水を付けることを回避できました。
これで綺麗好きな皇帝は嫌がって手を出してこないだろうという作戦です。
サラも皇帝の最近の態度や言葉遣い、そしてお昼の濃厚なキスの意味が分からないほど鈍感ではありません。
なのでなおさら夜の営みは避けなければいけないと思うのでした。
ですがサラの願いも虚しく、皇帝は約束通り部屋を訪れます。
そしてサラをベットに横たわらせて、なぜ自分が自分を求めるのか本当に分からないのかと、切ない表情で聞いてくるのでした。
異世界の皇妃|20話のあらすじとネタバレ
皇帝が自分のことをなぜ求めているのか聞かれたサラは赤面し、固まってしまいます。
そんな様子を見て、クスっと笑われました。
あんなに露骨にアピールされて気付かないほど鈍感じゃないと心の中で思いますが、皇帝には「分かりたくない」と言って、そっぽを向きます。
サラは本当に元の世界に帰りたいのです。
皇帝はサラの命など指1本で始末できる絶対権力者で、一緒にいるとまるで猛獣の前に立たされているような気分になります。
そんな彼に愛されることになったり、あるいはすでに愛されているのだとしたら、元の世界に戻すことを許す訳がありません。
なのでもう一度念押しすると、皇帝に名前を呼ぶよう言われます。
皇帝陛下と呼ぶと、ルクレティウスと呼ぶと思っていた皇帝は、いつも自分の予想の遥か上を行くと言い、顔を撫でてきました。
皇帝はサラの中で、自分は信用がないということをわかっています。
なので以前サラとした手を出さないという約束は守りますが、自分は強欲のため手に入れたい女がいれば身も心も魂でさえも絶対自分の物にしたいのです。
でも力づくで手に入れても意味がないことも分かっています。
サラにその気持ちと、それだけの価値があると言いながら手の甲にキスを落とし、もう一度名前を呼んで欲しいと頼んできたのです。
サラは、いつでも自分を喰らうことが出来る猛獣が、命令でも取引でもなく頼んできたという事に戸惑いました。
これでは理性や感情では拒否ができずに、ルクレティウスと呼んでしまいます。
名前を呼んでくれた皇帝は、照れたように微笑むのでした。
口コミ・感想こっそり紹介
皇帝がサラのことを好きだと自覚してから、とても大切に扱ってるのが伝わってきます。
2人で1頭の馬に乗り、後ろからキスされるなんてそんなロマンチックな状況になったら、私ならもう好きになってしまいます!
次回21話の徹底予想
今回はルクレティウスの視点での物語があり、皇帝の真意や過去などが描かれていました。
複雑な家庭環境や立場があって、今の皇帝が出来上がったんだなと分かります。
次回21回第話では、そんな感情を失ったはずの皇帝の気持ちが動き、サラに情熱的なアピールをしていきますが、彼女の気持ちはどう変化していくのでしょうか?
まとめ
今回は、「異世界の皇妃」18話19話20話のちょっとネタバレを入れながら紹介してみました!
いかがでしたでしょうか?
ドロドロとした権力争いから離れて、2人の距離が縮まっていくシーンが多かったですが、リズベットがただ悲しんでいるだけではなく、だんだんとサラに対する憎悪が増しているのが伝わってきます。
リズベットの感情を上手に利用出来るのか見どころですね!
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